~三重県鳥羽市編~


ブリ・ジギングを楽しみ海の幸を味わい、古来海と共生する人々の歴史と文化に触れる

 前回の伊勢市編に続き、鳥羽沖でジギングに挑戦! 青物の強者ブリとのファイトを楽しんだ後は、カキの名産地浦村町で焼きカキとカキ料理を堪能。「海の博物館」で志摩半島“海民”の歴史と文化、釣り人たちの探求心が生み出した地域特性のある疑似餌と出合い、旅のしめくくりには自ら釣り上げたメジロの絶品料理を味わいます!

≪【三重県鳥羽市編】放送時間≫

【関西エリア】
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光チャンネル:地デジ11ch 
2月8日(水)23:30~、10日(金)22:00~、11日(土)20:00~、12日(日)12:00~
3月10日(金)22:00~、11日(土)20:00~、12日(日)12:00~、15日(水)23:30~
Baycom:地デジ11ch
3月19・26日(日)21:00~、22・29日(水)23:00~

【関東エリア】
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:地デジ3ch
3月4日(土)7:30~

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【出演者】

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案内人:佐々木洋三 
◎公益財団法人関西・大阪21世紀協会専務理事
◎シマノアドバイザー
「公益財団法人関西・大阪21世紀協会」にて関西の文化力向上を目指し幅広い活動を行う佐々木氏は、関西各地のさまざまな文化に精通。また、シマノのアドバイザーとして、釣りを楽しみながら地域ごとに特色ある釣りと文化を探究している。

リポーター:仲みゆき
◎タレント
大阪府大阪市出身。関西を中心にリポーター、MC、ナレーション等で活躍中。

リポーター:アルミカン 高橋沙織
◎松竹芸能
兵庫県出身。お笑いコンビ“アルミカン”のツッコミ担当。神戸大学卒業、才色兼備の若手芸人として、テレビやラジオなどで幅広く活躍中。相方である赤阪侑子との女性をテーマにした、しゃべくり漫才にも力を入れている。

【今回訪れた場所】

  • 三重県鳥羽市  ジギング船「ファイヤードルフィン」
  •  〃     「浜田水産」
  •  〃     「海の博物館」
  •  〃     「みなと食堂」

さらなる大物、ブリを狙って加布良古水道ジギング続編

TOBA_0115 今回は三重県鳥羽市への旅。鳥羽市へは、前回ご紹介した伊勢市内から車で30分ほど。市全体が伊勢志摩国立公園に指定され、古くから漁業や海女漁など海と共に暮らしが営まれ、平安時代まで志摩国(現在の鳥羽市・志摩市・南伊勢町など)は、朝廷に海産物を納める「御食国(みけつくに)」として知られていました。また、世界で初めて真珠の養殖が行われた場所としても知られ、海の幸、温泉、豊かな自然や文化に触れられる観光地として、国内外から多くの人々が訪れます。

 番組は前回の【三重県伊勢市編】に続き三重県鳥羽市沖、加布良古水道でのブリ・ジギングからスタートします。伊勢市編で出世魚であるブリの幼魚、ハマチ(イナダ)→メジロ(ワラサ)と着実にサイズアップし、その勢いに乗って本命の親魚“ブリ”を狙います!


佐々木さんのワンポイントアドバイス

TOBA_0315 伊勢市編でも紹介しましたが、ジギングの基本アクションは、竿を1回上げる(シャクる)と同時にリールを1回巻く“ワンピッチ・ジャーク”です。リズミカルにテンポよくシャクれていれば、ジグが水中で的確に泳ぐため効果的に魚を誘うことができ、釣果に大きく影響します。メタルジグ(ジグ)は種類によって動きが異なり、アクションの仕方で動き方も変化するため、テクニックはさまざまありますが、まずは基本であるワンピッチ・ジャークをきちんとマスターしましょう。
 ジグが着底したら根掛かりしないように少し巻き上げてから、船長から指示された棚(魚が泳いでいる層)までワンピッチ・ジャークで誘い上げ、棚を過ぎたら再びジグを落とします。
 今回使用したリールは、1回の巻き上げがおよそ1m。「底から棚までの距離÷1m=何回リールを巻くか(シャクリ上げるか)」となるため、風や潮流で船が流されている場合、ジグが着底したとき何メートルラインが余分に出たかを確認しながら、確実に棚を攻められるようにしましょう。船が流されている場合は、少し重めのジグに交換するとジグの着底がわかりやすくなります。
 また、そのときの状況により、シャクリ上げるスピードの違いで喰いに差が出るため、ゆっくりシャクる方がよいか速い方がよいのか、船長からの情報を参考にしながらアタリのテンポを探ってみましょう。

 

TOBA_0182 前回、ハマチをゲットした高橋さんは、「肩の力を抜いてリズミカルに」という佐々木さんのアドバイスを受け、アクションも徐々に上達。やがて仲さんから歓声が上がり、続けて高橋さんもアタリを捉えてダブルヒット! 二人は竿をのされながら格闘しますが、仲さんの竿がフワリと軽くなり痛恨のバラシ。大物とのファイトに手応えを感じていただけに残念そうです。高橋さんはブリには届きませんが、ナイスサイズのメジロを釣り上げます。

TOBA_0203 やがて水深70~40mの駆け上がりに移ると、ますます魚影が濃くなり、再びチャンス到来! さっそく佐々木さんがアタリを捉えると、高橋さん、仲さんと続きトリプルヒット! と、残念ながら仲さんは根掛かりでしたが、佐々木さんと高橋さんがメジロを釣り上げます。

TOBA_0215 その後、佐々木さんの竿が今回一番のしなりを見せてヒットした直後、仲さんもヒット! 続けて高橋さんもヒットし、今回は間違いなくトリプルヒットです! しかし、仲さんは念願のメジロを目前に、またも痛恨のバラシ。格闘の末に高橋さんがメジロ、佐々木さんが待望のブリを釣り上げ、親魚であるブリは、さすが風格が違います! 

TOBA_0223 悔しさをにじませながら仲さんも再びジグを投入しますが魚の反応が薄れ、今回はここで納竿。
 鳥羽沖でのブリ・ジギングは、初冬から夏まで楽しめ、春先まではブリに脂がのりベストシーズンを迎えています。青物の強者ファイターであるブリの強烈なファイトを味わいに、訪れてみてはいかがでしょうか?

【ジギング船・ファイヤードルフィン】
三重県鳥羽市石鏡港 TEL/090-4116-5648

 


【今回使用したシステム】

【ロッド】佐々木洋三/オシア ジガー S643、リポーター/ゲームタイプJ S603
【リール】佐々木洋三/ステラ SW10000PG、リポーター/ステラ SW8000HG
【ライン】佐々木洋三/マスターシップ船EX PE3号 リポーター/オシアEX8 PE3号
【リーダー】フロロカーボン40ポンド(12号)/2~2.5m
【ルアー】センターサーディン135g・160g、キングスラッシャー 150g・180g

 

鳥羽名物のカキ小屋で焼きカキとボリューム満点カキづくし

TOBA_0064 釣りを楽しんだ後に向かったのは、カキ(牡蛎)の養殖で有名な浦村町です。浦村町は生浦湾(おおのうらわん)の複雑な地形に伊勢湾と太平洋の海水が注ぎ込み、複数の河川の淡水がほどよく溶け合うことで、カキ養殖にベストな環境が整った名産地。春に種付けをし、その年の10月頃には収穫ができるため、浦村町のカキは“1年牡蛎”とも呼ばれています。
 生浦湾の沿岸に店を構え『焼きカキ』の食べ放題が人気の「浜田水産」を訪ねると、磯の香りをまとったカキの香りが店いっぱいに広がっています。さっそく焼きたてをいただくとカキのエキスが殻に滴り、プリッと濃厚! さらに食べ放題には、カキの釜めし、カキの汁物、カキフライ、カキの佃煮が付いてボリュームも満点。「海のミルク」と呼ばれるほど栄養価が高く、タンパク質、鉄分、カルシウム、タウリンなどが豊富で滋養強壮、疲労回復効果が期待できるため、心地よい釣りの疲れも癒してくれそうです。

TOBA_0070 ここ浦村町でカキが収穫されるのは、10月から春まで。産卵準備に入る2月から3月頃に向かって身が太り美味しさを増すため、これからがまさに旬です!


【浜田水産】
三重県鳥羽市浦村町1229-68
TEL/0559-32-5831
◎営業時間・定休日/季節により異なる 

海と共に数千年、志摩半島“海民”の歴史と文化に触れる

TOBA_0006 続いて訪れたのは「海と志摩の文化案内人」をコンセプトに、主に三重県内の市町村から収集された民俗資料を展示する「海の博物館」です。弥生時代のアワビオコシや釣り針などの発掘品、歴史的漁労具、木造船を中心とした実物資料のほかにも、海にまつわる興味深い収蔵品が約6万点。そのうち6879点が、国指定の重要有形民俗文化財に指定されています。
 館内に足を運ぶと、志摩半島で“海民(かいみん)”と呼ばれてきた漁師や国の重要無形民俗文化財に指定された志摩半島の海女、船乗りたちの歴史と文化。海にまつわる地域信仰、風習、祭りに関する展示。伊勢湾、志摩半島、熊野で獲れる豊富な種類の魚介類の模型は漁法や旬、食べ方などと合わせて、わかりやすく紹介されています。

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 また、伊勢湾や志摩半島の漁に関する展示室には、過去に実際に使われていたカツオの1本釣り漁の木造船を中心に、伝統的なマダイ釣りやモイカ(アオリイカ)釣りの道具、各種釣り竿、釣り糸や釣り針、疑似餌などが展示され興味深いものばかり。それぞれの時代の釣り具を通して、今も変わらぬ釣り人の探求心を感じることができます。さらに、全国から収集された木造船の展示「船の棟」も圧巻です。


【海の博物館】http://www.umihaku.com/
三重県鳥羽市浦村町大吉1731-68
TEL/0599-32-6006
◎開館時間/9:00~16:30(入館16:00まで)
◎休館日/6月26日~30日、12月26日~30日

 

鳥羽の海で自ら釣り上げたメジロ料理に舌鼓

TOBA_0370 旅の締めくくりは、地元漁師も訪れる「漁師めし みなと食堂」へ。釣り好きのご主人が仕入れた新鮮な鳥羽の魚介類を使った料理がいただけます。今回は、鳥羽の海で自ら釣り上げたメジロを調理していただきました。
『メジロのあら炊き』は、内蔵や骨、頭などのアラを甘辛く煮付け、海の恵みを余すところなく大切にする鳥羽ならではの料理。骨のすき身や内臓にしっかりとタレが染み込み、ごはんやお酒がすすむ一品です。そして、鮮やかな桃色をした刺身は、釣りたての身が締まった歯ごたえの後に、上品な脂のうま味が口の中に広がります。このほかにも塩焼き、カマの唐揚げなど、部位ごとの美味しい食べ方を知っているご主人の腕前が光るメジロづくしを堪能しました。

TOBA_0371 釣りを通して海の恵みに触れることで、海と共に育まれた文化が息づく街の散策が、よりいっそう豊かに美味しく楽しめた今回の旅。伊勢神宮を参拝し鳥居前町の散策を楽しんだ後は、鳥羽まで足を延ばしてみてはいかがでしょうか。


【みなと食堂】http://www.minatosyokudo.com/
三重県鳥羽市安楽島町1434-5
TEL/0599-25-7173
◎営業時間/11:00~20:00
◎定休日/水曜日